王子神社
東京十社の一社。
東京都北区王子本町に御鎮座される「王子権現」様。源義家の奥州征伐の折に慰霊祈願を行い、甲冑を納めたとも伝えられる古くからの聖地。
主祭神 伊弉諾命
伊弉冉命
天照大御神
速玉之男命
事解之男命
参拝日 平成27年2月17日
創建は不詳だが源義家の奥州征伐の折、当社の社頭にて慰霊祈願を行い、甲冑を納めた故事が伝えられる。
元亨2年(西暦1322年)、時の領主・豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして、改めて「若一王子宮」として奉斉、社殿を再興し「王子神社」とされ、熊野にならって景観を整えたと伝わり、それよりこの地一帯が「王子」という地名となったという。
戦国時代の領主・小田原北条氏も当社を篤く崇敬し、江戸時代よりは徳川将軍家の崇敬を受け「王子権現」の名称で江戸名所の1つとなった。
特に八代将軍・徳川吉宗は紀州徳川家の出自であり、この地に紀州熊野ゆかりの当社があることを大いに喜び、元文2年(1737年)に飛鳥山を寄進し桜を多く植え、江戸庶民遊楽の地とし、現在も桜の季節には多くの花見客で賑わう飛鳥山公園の基となった。
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